海外 / 事業活動 Works in Asia / Hoạt động ở Châu Á
一般社団法人カーフリーデージャパンでは、2012年より、ベトナム各都市において、持続可能な社会構築の一環として、地域の交通や移動の課題に、現地住民、NGO、行政等と一緒に取り組んでいます。活動は、主に、日本国内の助成金により、実践されています。
Since 2012, CarFreeDayJapan has been working with local residents, NGOs, governments, etc. to solve local transport or mobility issues for sustainable urban planning or town planning in Vietnam. Activities are mainly carried out with grants from within Japan.
Kể từ năm 2012, CarFreeDay Japan đã làm việc với người dân địa phương, các tổ chức phi chính phủ, chính phủ, v.v. để giải quyết các vấn đề về giao thông hoặc di chuyển địa phương nhằm phục vụ quy hoạch đô thị hoặc quy hoạch thị trấn bền vững ở Việt Nam. Các hoạt động chủ yếu được thực hiện với sự tài trợ từ bên trong Nhật Bản.
【助成をいただいた機関】funding organization / tổ chức tài trợ
活動実績 / Works in Asia / Hồ sơ hoạt động
- 「ベトナムの典型的な農村景観が広がるタイビン省での自転車を核とした持続可能な交通まちづくり活動」
2020.4~2023.3月(地球環境基金ひろげる助成) - 「ベトナム・ホイアン市におけるエコシティ実現に向けた電動アシスト自転車等の普及活動」
2017.4~2020.3月(地球環境基金ひろげる助成) - 「ベトナム初のコミュニティバス運行を目指したバスの試運行と啓発活動」
2017.1~2018.9月(トヨタ環境活動助成プログラム) - 「ベトナムカーフリーデーの発展にむけた移動改善実験・施策提言策定活動」
2014.4~2015.3月(地球環境基金ひろげる助成) - 「ベトナムにおけるカーフリーデー実現に向けた普及活動~カーフリーデー実施市民団体の活動支援と市民シンポジウムの開催~」
2012.5~9月(地球環境基金ひろげる助成)
ベトナムの典型的な農村景観が広がるタイビン省での自転車を核とした持続可能な交通まちづくり活動 2020.4~2023.3月
ベトナムの典型的な農村景観が広がる、ベトナム北部のタイビン省(ハノイから、車で2時間半程度)での活動です。
前事業活動で、ベトナムの地方都市へのプロモーションを行った結果、タイビン省が持続可能な移動について関心を示してくれました。
タイビン省は、大都市とは異なり、まだまだ自転車利用の多い地方都市で、バイクや自動車に依存し過ぎない社会を目指すことが可能です。
本活動では、現地のタイビン市観光協会とカウンターパートを組み、郊外村の村役場や学校との連携を行いました。
こどもたちの通学安全をめざすべく、集落内での安全な通学路等を調査・提案したり、エコな電動アシスト自転車(日本製)の学生(小学生高学年・中学生)への貸出を行い、子供達や村の人々とデモンストレーションを行ったりなど啓発に努めました。2つの郊外村(ミンラン村・バックトゥアン村)で実施しましたが、双方とも、終了後も、自転車優先サインや、路面標示を残し、活用されています。
一方で、タイビン省としては、エコツーリズムを推進していることから、行政施策としての自転車を軸としたエコツーリズムの提案をしたり、行政や関係者とのワークショップを行いました。
コロナ渦での活動で、1年目は渡越ができず、活動が制限されたり、難題もあったのですが、前活動から協働関係にあったハノイ土木大学内組織の協力も得ながら進めていきました。
そのおかげもあり、活動終了後も、現地との協働は続いており、次なる展開へ動き出しています。
【活動体制】
主体:一般社団法人カーフリーデージャパン
カウンターパート:タイビン観光協会
協力:タイビン省、 バックトゥアン村役場、ミンラン中学校、ハノイ土木大学HUCE
【活動計画】 1.集落におけるエコで安全なこどもたちの通学環境づくり ①学校駐輪場調査
②学校アンケート調査
③自転車走行環境改善のための仮整備
④小学校の通学路の改善、集落内の交通安全の検討計画
⑤生徒への電動アシスト自転車の貸出
2.自転車を活用した農村集落のエコツーリズム ⑥グリーンツーリズム調査
⑦自転車観光ルート計画、整備
⑧観光施設への電動アシスト自転車の貸出
3.持続可能な交通まちづくりのPR活動 ⑨自転車計画、持続可能な交通まちづくりの提案
⑩自転車まちづくりワークショップの開催
⑪エコツーリズム情報発信(アンテナショップ構想と準備)
ベトナム・ホイアン市におけるエコシティ実現に向けた電動アシスト自転車等の普及活動 2017.4~2020.3月
当団体ではベトナム・ホイアン市において、8年前より、現地NGOと一緒に、カーフリーデーの初開催、自転車走行環境改善やコミュニティバスの試運行など持続可能な移動の普及活動を行ってきました。
この活動は、ベトナムでのバイク依存・移行の抑制を目的とし、現地の住民や観光施設に電動アシスト自転車を貸出し、通学や観光で利用してもらいました。
現地NGOの声掛けにより、利用協力に応じた住民11世帯と観光施設(ホテル・カフェ)6施設で、利用数の把握や意見を集約しました。その結果、住民で約2300人回、観光施設利用で252人回の利用となりました。また、利用アンケートでは、「便利で安全、また、環境にもやさしい」と答えました。
特に、子供の通学においては、現在、増えている電動ミニバイク(人力を必要としない自転車)での危険性が指摘されており、速度規制がついた日本製の電動アシスト自転車の重要性や利便性なども評価されました。通学安全については、中学校への出前授業も実施し、電動ミニバイクの危険性やエコ交通の重要性を子供たちや学校の先生に伝え、意見交換する機会も設けました。
一方で、ホイアン市の交通状況を把握するため、市内各所での交通量調査や小中高での構内駐輪場調査を毎年実施し、人々の交通手段やまち全体の交通量などを把握しました。
また、この活動は、ハノイ、ダナン、フエなど7つの他都市の行政や大学等にも、プロモーション活動を行いました。そのうち、ハノイ土木大学やフエの大学生には、電動アシスト自転車を利用してもらい、利用実績や意見集約を得ましたが、電動アシスト自転車の普及には、都市の規模や交通状況、年齢層により、それぞれ課題があることも把握することができました。
こうした活動を通じて得たデータや意見集約を踏まえて、ホイアン市でのエコ交通の施策提言を最終シンポジウムで行う予定でしたが、コロナにより中止となりました。貴重な機会がなくなったことは大変残念でしたが、今後も現地や他地域での電動アシスト自転車の展開を目指していきます。
「ベトナム初のコミュニティバス運行を目指したバスの試運行と啓発活動」2017.1~2018.9月
一般社団法人カーフリーデージャパンでは、2017年1月~2018年9月にかけて、ベトナム・ホイアン市において、公共交通(バス)導入に向けた取り組み~コミュニティバスの試運行(1週間)と他都市へのプロモーション活動を行いました。(トヨタ環境活動助成プログラム2016年度)
ベトナムでは、バイクが主要な移動手段です。大都市では地下鉄の計画もありますが、地方都市ではまだまだ公共交通はなおざりとなっています。こうしたことから、環境・人にやさしい持続可能なまちづくりにむけて、地方都市での公共バスの導入を目指すため、まずは、民間主導でのコミュニティバスの運行に向けた試運行(実験)を行いました。
当団体は、現地にて、2015年、地元観光事業者の協力の下、2日間の試運行をすでに行っており、その継続性が求められていました。そのため、今回は、1週間に拡大し、データの収集、分析、可能性を探り、ホイアン市の行政・市民への周知のみならず、他地方都市へのプロモーションも行いました。
【活動体制】
主体:一般社団法人カーフリーデージャパン
カウンターパート:Action for the City(現地環境系NGO)
協力:ホイアン市
【活動計画】
2017年12月14~20日 バス試運行
2018年1月~6月 実験結果まとめ・分析・プロモーション準備
2018年3月~9月 他都市プロモーション
地方行政:ブンタオ市、ラオカイ市、フエ市、ダラット市
大学:ハノイ国立建設大学、ホーチミン国立交通大学
●トヨタ環境活動助成プログラム ご報告→ブログへ
「ベトナムカーフリーデーの発展にむけた移動改善実験・施策提言策定活動」2014.4~2016.3月
カーフリーデージャパンでは、2014年4月~2016年3月にかけて、ベトナムでの移動改善実験・施策提言策定活動を行いました。
当団体では数年前よりアジア諸国にも目を向け、アジア・欧州諸国と連携した国際会議等の活動を行ってきました。その中で、ベトナム ホイアン市を支援する機会を得て2012年にはベトナムで初のカーフリーデー実施に結びつけることができました。
この活動は、そのホイアン市でのカーフリーデー実施支援の延長の活動です。ホイアン市では公共交通(路線バス)がなく、人々は徒歩、バイク、タクシー、自転車を中心に市内を移動していますが、年々増加するバイク交通により、市民はまちなかを安全・快適に徒歩や自転車で移動することができません。
この状況は子ども、高齢者や障害者にとって、移動が制約されることになり、子ども達は学校や公園への移動にも、親がバイク等で送り迎えをすることも少なくない状況です。
そのため、2年間にわたってホイアン市の自転車走行環境の改善、そして公共交通実現にむけた活動を、住民と共に進めるボトムアップの交通まちづくりとして実施しました。
●地球環境基金一般助成事業(ベトナムでの移動改善実験・施策提言策定活動)ご報告→ブログへ
●報告書はこちらからダウンロード
「ベトナムにおけるカーフリーデー実現に向けた普及活動~カーフリーデー実施市民団体の活動支援と市民シンポジウムの開催~」2012.4~2013.3月
カーフリーデージャパンでは、2012年5~9月にかけて、ベトナムでのカーフリーデー普及活動を行いました。
この活動は、2011年開催の「環境や人にやさしい交通まちづくりを目指す市民団体のためのカーフリーデーワークショップ」に参加したベトナム・ハノイ市のNGO「Action for the city」が、2012年9月にベトナム初カーフリーデーの実施を決めたことを受け、カーフリーデージャパンが「Action for the city」に対し、活動支援するという趣旨でした。
具体的内容は、1)「Action for the city」のスタッフを対象としたCFD実施に向けた助言・育成活動と、2)ベトナム市民を対象とした普及活動(シンポジウム、大学レクチャー等開催)でした。
この活動により、市民から大学・各関係団体、行政まで、さまざまな人々にカーフリーデーを知ってもらい、環境や交通、まちづくりについての貴重な意見交換ができました。
また、ベトナム初カーフリーデーは、ホイアン市の理解・協力を得て、ホイアン市の環境イベントである「ノー・プラスチックバック・デイ」と同時開催となり、多くのホイアン市民が参加しました。2013年からは、ホイアン市がカーフリーデーを主催し、 継続的に「Action for the city」(NGO)と一緒に啓発活動を行っていきます。ホイアン市では、エコ・シティを標榜していることから、カーフリーデーを通じた今後の環境・交通政策の展開が期待されます。
●第一回活動結果(ハノイ市交通大学でのレクチャーの様子)→ブログへ
●第二回活動結果(カーフリーデーシンポジウム in HoiAn の様子)→ブログへ
●第三回活動結果(ホイアンカーフリーデーの様子)→ブログへ