組織概要
当団体は、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーにおける日本での普及、広報、支援を行う拠点組織として、2004年にカーフリーデージャパン(任意団体)として設立されました。その後、2012年5月に名称変更し、新たに「一般社団法人カーフリーデージャパン」として活動しています。
ヨーロッパ委員会より日本担当コーディネーターとして任命された望月真一(一般社団法人カーフリーデージャパン、(株)アトリエUDI都市設計研究所)が、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー運営委員会のメンバーとして、前述した取り組みの他、参加の承認や日本の情報等のとりまとめ、諸報告等の責務を担っています。
また、アジア諸国の仲間たちとともに連携して、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーの普及・実施を目指しています。
ヨーロッパモビリティウィークは、欧州委員会のプロジェクトですが、当組織は、EU諸国ではないため、独自に活動費を捻出して進めております。多方面からの協力、支援をもとに、また委託業務を原資として活動していきます。
近年は、ベトナムでの交通まちづくり支援を行っており、2023年9月からは、持続可能な社会の構築へ、より貢献するべく、観光や農村に関する計画や支援等を業務内容に加え、活動の範囲を広げて活動しております。
活動内容
- ヨーロッパモビリティウィークの普及、周知に向けた広報活動業務
- ヨーロッパモビリティウィークへの要望都市に対する、日本担当ナショナルコーディネーターとしての参加承認業務に関わる諸業務等への支援
- ヨーロッパモビリティウィークの本来の目的の維持とヨーロッパと同等レベルの実施内容の質的管理
- ヨーロッパモビリティウィークの日本における情報提供等のホームページ作成と管理
- ヨーロッパの都市行政、交通行政の経験を活用し、コンサルティング、調査研究業務、および、実施のための諸活動
- 持続可能な社会構築にむけたまちづくり、地域振興、環境保全等に関する調査、研究広報活動、コンサルティング
- 上記と関連する諸業務
推進体制
- ヨーロッパモビリティウィーク日本担当ナショナルコーディネーターの活動を支援する組織
- ヨーロッパモビリティウィークの目的遂行のため、状況に応じて外部のコンサルタントやシンクタンク等と連携して活動を進める
- 目的を共有する諸団体と連携し、諸活動を推進する
- 活動資金は、寄付金、メンバー会費、情報使用料、諸研究費、アドバイスや情報提供コンサルタント業務等に関する委託研究・調査費を主とする
- 地球環境問題や都市交通問題等に対して総合的アプローチを実現するため、特定官庁に依存せず、総合性かつ中立性の維持に努める
<役員>
- 代表理事 望月 真一
- 理事 谷本 文子
- 理事 谷田貝 哲
- 監事 谷 守弘
代表理事/日本担当ナショナルコーディネーター 望月真一
・アーバンデザイナー。㈱アトリエUDI都市設計研究所代表。フランスの都市政策、交通政策についても精通している。
・1997年9月9日の仏都市ラ・ロッシェルの「車のない日」での体験以来、毎年フランスを中心として現地の実施の模様を体験・研究し、ヨーロッパコーディネーション、フランス環境省、諸コーディネーターとの意見交換をおこなってきた。
・国内において、シンポジウム、講演や新聞等を通じての広報活動を1997年以来行っている 。
・公共交通、自転車等ヨーロッパ最新の都市交通行政、アーバンデザインの紹介と実践とともに、連携した活動を行っている。
<執筆した書籍>
- コミュニティサイクル/科学工業日報社(2010) 都市型コミュニティサイクル研究会編(共著)
- 路面電車が街をつくる―21世紀フランスの都市づくり/鹿島出版会(2001)
- 新しい交通まちづくりの発想ーコミュニティからのアプローチ(1998) 太田勝敏編者(共著)
- アーバン・デザインという仕事―現場からの報告と実践/ 住まいの図書館出版局 (1996)
- フランスのリゾートづくり―哲学と手法 単行本 /鹿島出版会( 1990)
<技術顧問>
・Jean-Pierre CHARBONNEAU(フランス)
都市計画家(リヨン、コペンハーゲン、パリ、レンヌ、サンドニ、サンテ・ティエンヌ市等でアーバンデザイン、文科省の文化政策の技術顧問)リヨンの公共空間整備政策の立案者として有名で、欧州各国のアドバイザーをつとめている。
・Liang-Chun CHEN 陳亮全 (台湾)
国立台湾大学教授、および、台湾国立防災研究所所長。早稲田大学で博士号取得後、台湾における「まちづくり」とアーバンデザインの普及に貢献。国際的にも防災都市計画の第一人者。
・Denis LEROY(フランス)
2008年よりラ・ロッシェル都市圏の交通分野担当副代表、フランス随一の環境都市として有名なラ・ロッシェルで「、世界初の「車のない日」の誕生に参画した。フランス交通事業社連合GARTの副代表でもある。
・Alain Meneteau(フランス)
2012年まで前ストラスブール都市圏交通局長。グルノーブルでのトラム導入経験後、トロットマン市長にストラスブールにまねかれ、以後交通政策を担当してきた。3度来日している。
・Keroum SLIMANI(フランス)
2006年よりリヨン都市圏道路網課自転車担当。リヨン都市圏にて、歩行者自転車新基本計画を担当し、絶対に成功する新しい個人利用の公共交通システムとしてコミュニティサイクル、Velo’Vを開発する。
活動拠点
<本店(国内)>
・東京都北区田端2-4-19((株)アトリエUDI内)
・代表責任者 望月真一(日本担当ナショナルコーディネーター)
・Tel 81-(0)3-6914-3404 Email carfreedayjapan@cfdjapan.org
<フランス連絡事務所>
・C/O A.C.I.B. 6 rue Boris VILDE 92260 Fontenay-aux-Roses FRANCE